すっかり寒くなりましたが、皆様風邪などひいておりませんか?
社会人同様、就活生も身体が資本です。
これからが本番の就職活動に備え、体調管理は万全にておきたいものですね。
以前ヒヨコがブログを投稿したのは6月。
研修を終え、これから配属となるといった、そんな時期でした。
何を書けばいいのかもわからないまま、ブログを書いていた気がします。
じゃあ今どうなの?って。
2回目の投稿は、配属されてから半年間、私がしてきたお仕事について綴ろうかと思います。
文系ですけど、稚拙な文章だったらすみません笑
私は「保守」開発プロジェクトに参画いたしました。
『銀行員』の仕事が営業だったり窓口での受付だったり事務だったりと色々あるように、
『SE』の仕事も一様ではありません。
お客様の要望を聞いて「設計」したり、プログラムを書いて「開発」したり、
造ったシステムがきちんと動くか「テスト」したり。
そんな多種多様な仕事の中で、私は『保守』として半年間働いてきました。
エンジニアといったら何かを作る仕事がイメージされますが、
「保守」とは既に出来上がったシステムのメンテナンスをするような仕事です。
稼動中のシステムに問題が生じたらそれを改修したり、
今ある機能の他に、新たな機能を追加したりする仕事です。
技術進歩がめざましいこのIT業界で、保守が扱うのは既に完成したシステム。
その日進月歩の「時」が止まっています。
SEといって連想される、厳しい納期や長時間の残業はありませんが、保守故の難しさがありました。
例えば料理をするとき、材料を用意して、下ごしらえをし、必要な器具を使いながら作っていきます。
その過程で味付けしたり、隠し味に特別な何かを入れたりすることもありますよね。
保守として私は、既に調理し終った料理(それも見たことも食べたこともないような超フルコースディナー)を、
作る段階ではなく、完成品をみて、どんな素材を使って、どのように作ったのか探ることから始まりました。
調理の手順を踏んでいないため、味見の仕方もわからない、食材の検討もつかない。そんな感じです。
大切なのは落ち着くこと。
焦点は1つに当てて、まずは前菜から探っていきます。
その後、スープ、複数のメイン、デザートにコーヒー。
順を追って、1つ1つ理解していきます。
止まっているとはいえ、その技術に追いつくのは大変でした。
しかし楽しいと感じることも多かったです。
0からのスタートでしたがこの半年間で、
パソコンと対話するための言葉、プログラミング言語もたくさん知りました。
また小さな改修しか経験がありませんが、開発の手順も知りました。
大航海時代に、新たな発見を求め旅をしたコロンブスのように、毎日が発見でした。
インドに行きたかったのに、見当違いの場所にたどり着いてしまうようなことも多々ありましたが笑
年末も近づいてきましたが、私にとって大きな節目がやってきます。
来年より『保守』から『開発』要員になるべく、異動することになりました。
SEとして、本気で悩むことも、本当に大変なこともまだまだこれからやってくるのでしょう。
でもわからない先のことを杞憂するよりも、不安は好奇心に変えて、前向きな気持ちで向き合っていきたい。
今はそう思っています。
振り返るとあっという間の半年間。
社会人になって変わったなぁと感じるのは、1人で解決できないことが増えたことです。
今日まで本当に、たくさんの人に助けられてきました。
様々なことを教えていただき、そんな中よく叱られ、そして、いっぱい励まされました。
今まで以上に、大切に思う人が増えたと思います。
全ての人に、感謝いたします。
就活生の皆様も、今周りにいて助けてくれる人やこれからの出会いを大切にしながら毎日を過ごしていって下さい。
一歩一歩で大丈夫ですので。
長くなりましたがこの辺でバトンタッチします。
次のヒヨコ、、いえ私はセンセーと呼ばせてもらいます笑
センセー!
新年1発目のブログ、決めちゃってください!笑
テラテクノロジー(株)の新人SEによる、就活生向けのブログです。 新人SEの社会人は、どんな風に過ごしているの? どんなことを考えているの?という疑問に答えるため、 新人研修の様子や感想、配属後の仕事ぶりや、 学生時代との違い等について、語ります。
2010年12月23日木曜日
2010年12月10日金曜日
管理は重要!
こんにちは。お菓子大好きヒヨコ(2回目)です。
前回、セブンスヒヨコに集中的にお菓子を支給していると書かれていましたが、あれは嘘です。
セブンスヒヨコ以外にもたくさん配っているので(笑)
さわりとして、なぜお菓子を配るのかについて説明したいと思います。
学生時代と比べると、収入が増えました。しかし使える時間も限られています。
よって、休日になるとテンションが上がってお菓子を衝動買いしてしまうようになりました。
しかし、食べきれない。
学生時代は平日の夜中になるとお腹が減ってお菓子をつまむ、なんてこともありましたが、
最近は歳のせいか、運動をしていないせいか、夕食を食べる時間が遅いせいか・・・
考えられる原因はいろいろありますが、夜中にお菓子をつまむことは少なくなりました。
食べきれないお菓子は会社に持ってくるのですが、
最近机の中のお菓子が増えたなーと思って
自分の所持しているお菓子を調べてみると。。
ざっと10種類ものお菓子が!
皆さんも、こうならないように日頃から管理をしてくださいね!(?)
さて、今回は「管理」という言葉に関連して「資産の管理」についてのお話をさせて頂きます。
「資産」と聞くと、土地とか、お金とか、証券の類を想像されるかもしれませんが、
ここでいう「資産」は私たちが作成したプログラムや(エクセルなどの)ファイル等のことを言います。
「管理」と言うのは大袈裟じゃないの?と思われるかもしれませんが、これが大変なのです。
説明しやすい問題点として「数が膨大」という観点から、管理の難しさをお伝えします。
ファイルが10や20ならば良いのですが、プロジェクトによっては100や200でもきかないことがあります。
これだけ聞いて、何が問題になりそうか予測できますか?
例えば「ファイルの名前の付け方」が必要になる、ということが挙げられます。
皆さんの中にも
「ファイルにメモはした事は覚えているけど、どのファイルにメモしたかを忘れてしまった!」
「ファイルの名前を適当につけていたから、似たようなファイルばかりでどれに書いたかわからない!」
という経験がある方はいらっしゃると思います。
ファイルの数が増えれば増えるほど、上記のような問題は起こりやすくなります。
そのため、ファイルには中にどのような内容が書かれているかを
把握できるような名前をつける必要があります。
プロジェクトでは、この問題を解決するために
このファイルにはこういう規則で名前をつけなさいということ(命名規則)を定めたファイル、
つまりファイルを管理するためのファイルが存在することもあります。
管理を行いやすくするため、ファイルそのものに番号(ID)を振ることもあります。
ファイルの命名規則で例を挙げると、下記のようになります。
"ファイルID"+"_"+"ファイル名"+"_"+"版数"
例えば、ファイルIDが"F0001"、ファイル名が"テストファイル"、版数が"1.00"とすると
ファイル名は"F0001_テストファイル_1.00"となるわけですね。
こういった規則がしっかり定めてあれば、ファイル名を見たときに、
「ファイルIDが"0001"でファイル名が"テストファイル"、版数は"1.00"なんだな。」
「でも、自分が欲しいのは版数が"1.01"のものだから、このファイルは違うな」
と、中味を見ることなく判断することができます。
また、同じ意味なのにわざわざ違う単語を使ってしまっている人はいませんか?
例えば「ユーザ」と「ユーザー」は大抵、同じ意味で使用されます。
このような場合、使用するのは「ユーザ」でも「ユーザー」でもいいのですが、
必ずどちらか1つを使うように定められています。
「ユーザ」と「ユーザー」が混在していた場合の問題点を考えてみましょう。
もし後になってファイルの検索を行うときに
「ユーザ」で検索を行えば「ユーザー」も検索することができますが、
「ユーザー」で検索を行った場合「ユーザ」は検索することができません。
結果、大量に存在するファイルを目で追って探していくことになります。
上記の例であれば、単語が違えど意味は同じなんだろうな、と推測できます。
しかし、人によっては「ユーザー」を「使用者」と書く人もいます。
場合によっては「お客様」と書く人もいるかもしれません。
上記の例が全て混じった文章を書く人さえいるかもしれません。
例えば、下記の文章を読んでみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
"ユーザ"が確認しなければならないのは、要件を満たしているかどうかである。
システムの開発者は"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目を作成すべきである。
要件は以下の通りである。
・"ユーザー"がボタンAを押下したときにウィンドウAが開く
・但し、ボタンBを先に押下したとき、ウィンドウBは開かない
"お客様"に上記の要件を確認して頂くためには、以下のようなテスト項目が必要となる。
…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
""で囲まれている部分は、全て同じ意味で使用されています。
これを読んで、
"ユーザ"は要件を満たさなければならない、ことはわかるのですが、
"ユーザ" = "使用者"なのか、あるいは
「"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目」が
別に作成されるべきなのかはわかりません。
また、
"使用者" = "お客様"なのか、
"ユーザー"の他に"お客様"が存在するのかもわかりません。
"ユーザ"と"ユーザー"が同じ意味なのかも疑わしくなってきますね。
「文脈から判断できるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
文脈から判断した結果、間違った意味で解釈していたということはよくあります。
あまり当てにはなりません。
結果、ファイルを作成した人に意味を確認しにいく必要が出てきます。
何のためにファイルを作成したのかわかりません。
口頭で伝えた方が早かった、なんてケースも存在します。
これを防ぐために「この意味はこの単語で表す」という規則を決めるのは、
ファイルの管理を行う上で非常に大事なことです。
実は、私もこの文章を書く前に規則を考えました。
プロジェクトでは「ファイル」を「ドキュメント」と呼ぶことが多いので、
ぼーっと書いていると「ドキュメント」という単語が急に文章に出現してしまいます。
「ドキュメント」という単語は皆さんにはあまりなじみのない単語かと思います。
「これは"ファイル"のことなのかな?」と読み手に悩みを与えてしまいますね。
そのため、意味がわかりやすいであろう「ファイル」という単語を意識して使っています。
また「規則」と「ルール」も混在しやすいので「規則」で統一しています。
日頃からこういったことを意識して文章を書けている人は、SEに向いているのかもしれません。
以上、簡単に「ファイルの整理」について書かせて頂きました。
万人にわかりやすいようなファイル名を考える。
また、他の人が見てわかるような書き方で文章を書く。
直接会話は行いませんが、自分が作成したファイルで
他の人と会話をするつもりで文章を書いています。
これも重要なSEのお仕事なのです。
次回は文系出身のヒヨコが2回目の登場をします。
入社して8カ月余りが経過しましたが、文系出身のヒヨコはどこまでニワトリに近付けたのか!?
文系らしい美しい文章で想いを綴ってくれると思います。こうご期待!
前回、セブンスヒヨコに集中的にお菓子を支給していると書かれていましたが、あれは嘘です。
セブンスヒヨコ以外にもたくさん配っているので(笑)
さわりとして、なぜお菓子を配るのかについて説明したいと思います。
学生時代と比べると、収入が増えました。しかし使える時間も限られています。
よって、休日になるとテンションが上がってお菓子を衝動買いしてしまうようになりました。
しかし、食べきれない。
学生時代は平日の夜中になるとお腹が減ってお菓子をつまむ、なんてこともありましたが、
最近は歳のせいか、運動をしていないせいか、夕食を食べる時間が遅いせいか・・・
考えられる原因はいろいろありますが、夜中にお菓子をつまむことは少なくなりました。
食べきれないお菓子は会社に持ってくるのですが、
最近机の中のお菓子が増えたなーと思って
自分の所持しているお菓子を調べてみると。。
ざっと10種類ものお菓子が!
皆さんも、こうならないように日頃から管理をしてくださいね!(?)
さて、今回は「管理」という言葉に関連して「資産の管理」についてのお話をさせて頂きます。
「資産」と聞くと、土地とか、お金とか、証券の類を想像されるかもしれませんが、
ここでいう「資産」は私たちが作成したプログラムや(エクセルなどの)ファイル等のことを言います。
「管理」と言うのは大袈裟じゃないの?と思われるかもしれませんが、これが大変なのです。
説明しやすい問題点として「数が膨大」という観点から、管理の難しさをお伝えします。
ファイルが10や20ならば良いのですが、プロジェクトによっては100や200でもきかないことがあります。
これだけ聞いて、何が問題になりそうか予測できますか?
例えば「ファイルの名前の付け方」が必要になる、ということが挙げられます。
皆さんの中にも
「ファイルにメモはした事は覚えているけど、どのファイルにメモしたかを忘れてしまった!」
「ファイルの名前を適当につけていたから、似たようなファイルばかりでどれに書いたかわからない!」
という経験がある方はいらっしゃると思います。
ファイルの数が増えれば増えるほど、上記のような問題は起こりやすくなります。
そのため、ファイルには中にどのような内容が書かれているかを
把握できるような名前をつける必要があります。
プロジェクトでは、この問題を解決するために
このファイルにはこういう規則で名前をつけなさいということ(命名規則)を定めたファイル、
つまりファイルを管理するためのファイルが存在することもあります。
管理を行いやすくするため、ファイルそのものに番号(ID)を振ることもあります。
ファイルの命名規則で例を挙げると、下記のようになります。
"ファイルID"+"_"+"ファイル名"+"_"+"版数"
例えば、ファイルIDが"F0001"、ファイル名が"テストファイル"、版数が"1.00"とすると
ファイル名は"F0001_テストファイル_1.00"となるわけですね。
こういった規則がしっかり定めてあれば、ファイル名を見たときに、
「ファイルIDが"0001"でファイル名が"テストファイル"、版数は"1.00"なんだな。」
「でも、自分が欲しいのは版数が"1.01"のものだから、このファイルは違うな」
と、中味を見ることなく判断することができます。
また、同じ意味なのにわざわざ違う単語を使ってしまっている人はいませんか?
例えば「ユーザ」と「ユーザー」は大抵、同じ意味で使用されます。
このような場合、使用するのは「ユーザ」でも「ユーザー」でもいいのですが、
必ずどちらか1つを使うように定められています。
「ユーザ」と「ユーザー」が混在していた場合の問題点を考えてみましょう。
もし後になってファイルの検索を行うときに
「ユーザ」で検索を行えば「ユーザー」も検索することができますが、
「ユーザー」で検索を行った場合「ユーザ」は検索することができません。
結果、大量に存在するファイルを目で追って探していくことになります。
上記の例であれば、単語が違えど意味は同じなんだろうな、と推測できます。
しかし、人によっては「ユーザー」を「使用者」と書く人もいます。
場合によっては「お客様」と書く人もいるかもしれません。
上記の例が全て混じった文章を書く人さえいるかもしれません。
例えば、下記の文章を読んでみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
"ユーザ"が確認しなければならないのは、要件を満たしているかどうかである。
システムの開発者は"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目を作成すべきである。
要件は以下の通りである。
・"ユーザー"がボタンAを押下したときにウィンドウAが開く
・但し、ボタンBを先に押下したとき、ウィンドウBは開かない
"お客様"に上記の要件を確認して頂くためには、以下のようなテスト項目が必要となる。
…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
""で囲まれている部分は、全て同じ意味で使用されています。
これを読んで、
"ユーザ"は要件を満たさなければならない、ことはわかるのですが、
"ユーザ" = "使用者"なのか、あるいは
「"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目」が
別に作成されるべきなのかはわかりません。
また、
"使用者" = "お客様"なのか、
"ユーザー"の他に"お客様"が存在するのかもわかりません。
"ユーザ"と"ユーザー"が同じ意味なのかも疑わしくなってきますね。
「文脈から判断できるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
文脈から判断した結果、間違った意味で解釈していたということはよくあります。
あまり当てにはなりません。
結果、ファイルを作成した人に意味を確認しにいく必要が出てきます。
何のためにファイルを作成したのかわかりません。
口頭で伝えた方が早かった、なんてケースも存在します。
これを防ぐために「この意味はこの単語で表す」という規則を決めるのは、
ファイルの管理を行う上で非常に大事なことです。
実は、私もこの文章を書く前に規則を考えました。
プロジェクトでは「ファイル」を「ドキュメント」と呼ぶことが多いので、
ぼーっと書いていると「ドキュメント」という単語が急に文章に出現してしまいます。
「ドキュメント」という単語は皆さんにはあまりなじみのない単語かと思います。
「これは"ファイル"のことなのかな?」と読み手に悩みを与えてしまいますね。
そのため、意味がわかりやすいであろう「ファイル」という単語を意識して使っています。
また「規則」と「ルール」も混在しやすいので「規則」で統一しています。
日頃からこういったことを意識して文章を書けている人は、SEに向いているのかもしれません。
以上、簡単に「ファイルの整理」について書かせて頂きました。
万人にわかりやすいようなファイル名を考える。
また、他の人が見てわかるような書き方で文章を書く。
直接会話は行いませんが、自分が作成したファイルで
他の人と会話をするつもりで文章を書いています。
これも重要なSEのお仕事なのです。
次回は文系出身のヒヨコが2回目の登場をします。
入社して8カ月余りが経過しましたが、文系出身のヒヨコはどこまでニワトリに近付けたのか!?
文系らしい美しい文章で想いを綴ってくれると思います。こうご期待!
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