2010年12月10日金曜日

管理は重要!

こんにちは。お菓子大好きヒヨコ(2回目)です。

前回、セブンスヒヨコに集中的にお菓子を支給していると書かれていましたが、あれは嘘です。
セブンスヒヨコ以外にもたくさん配っているので(笑)


さわりとして、なぜお菓子を配るのかについて説明したいと思います。

学生時代と比べると、収入が増えました。しかし使える時間も限られています。
よって、休日になるとテンションが上がってお菓子を衝動買いしてしまうようになりました。
しかし、食べきれない。

学生時代は平日の夜中になるとお腹が減ってお菓子をつまむ、なんてこともありましたが、
最近は歳のせいか、運動をしていないせいか、夕食を食べる時間が遅いせいか・・・
考えられる原因はいろいろありますが、夜中にお菓子をつまむことは少なくなりました。

食べきれないお菓子は会社に持ってくるのですが、
最近机の中のお菓子が増えたなーと思って
自分の所持しているお菓子を調べてみると。。

ざっと10種類ものお菓子が!
皆さんも、こうならないように日頃から管理をしてくださいね!(?)


さて、今回は「管理」という言葉に関連して「資産の管理」についてのお話をさせて頂きます。

「資産」と聞くと、土地とか、お金とか、証券の類を想像されるかもしれませんが、
ここでいう「資産」は私たちが作成したプログラムや(エクセルなどの)ファイル等のことを言います。
「管理」と言うのは大袈裟じゃないの?と思われるかもしれませんが、これが大変なのです。
説明しやすい問題点として「数が膨大」という観点から、管理の難しさをお伝えします。
ファイルが10や20ならば良いのですが、プロジェクトによっては100や200でもきかないことがあります。
これだけ聞いて、何が問題になりそうか予測できますか?
例えば「ファイルの名前の付け方」が必要になる、ということが挙げられます。
皆さんの中にも
「ファイルにメモはした事は覚えているけど、どのファイルにメモしたかを忘れてしまった!」
「ファイルの名前を適当につけていたから、似たようなファイルばかりでどれに書いたかわからない!」
という経験がある方はいらっしゃると思います。
ファイルの数が増えれば増えるほど、上記のような問題は起こりやすくなります。
そのため、ファイルには中にどのような内容が書かれているかを
把握できるような名前をつける必要があります。
プロジェクトでは、この問題を解決するために
このファイルにはこういう規則で名前をつけなさいということ(命名規則)を定めたファイル、
つまりファイルを管理するためのファイルが存在することもあります。
管理を行いやすくするため、ファイルそのものに番号(ID)を振ることもあります。
ファイルの命名規則で例を挙げると、下記のようになります。
"ファイルID"+"_"+"ファイル名"+"_"+"版数"
例えば、ファイルIDが"F0001"、ファイル名が"テストファイル"、版数が"1.00"とすると
ファイル名は"F0001_テストファイル_1.00"となるわけですね。
こういった規則がしっかり定めてあれば、ファイル名を見たときに、
「ファイルIDが"0001"でファイル名が"テストファイル"、版数は"1.00"なんだな。」
「でも、自分が欲しいのは版数が"1.01"のものだから、このファイルは違うな」
と、中味を見ることなく判断することができます。
また、同じ意味なのにわざわざ違う単語を使ってしまっている人はいませんか?
例えば「ユーザ」と「ユーザー」は大抵、同じ意味で使用されます。
このような場合、使用するのは「ユーザ」でも「ユーザー」でもいいのですが、
必ずどちらか1つを使うように定められています。
「ユーザ」と「ユーザー」が混在していた場合の問題点を考えてみましょう。
もし後になってファイルの検索を行うときに
「ユーザ」で検索を行えば「ユーザー」も検索することができますが、
「ユーザー」で検索を行った場合「ユーザ」は検索することができません。
結果、大量に存在するファイルを目で追って探していくことになります。
上記の例であれば、単語が違えど意味は同じなんだろうな、と推測できます。
しかし、人によっては「ユーザー」を「使用者」と書く人もいます。
場合によっては「お客様」と書く人もいるかもしれません。
上記の例が全て混じった文章を書く人さえいるかもしれません。
例えば、下記の文章を読んでみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
"ユーザ"が確認しなければならないのは、要件を満たしているかどうかである。
システムの開発者は"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目を作成すべきである。
要件は以下の通りである。
・"ユーザー"がボタンAを押下したときにウィンドウAが開く
・但し、ボタンBを先に押下したとき、ウィンドウBは開かない
"お客様"に上記の要件を確認して頂くためには、以下のようなテスト項目が必要となる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
""で囲まれている部分は、全て同じ意味で使用されています。
これを読んで、
"ユーザ"は要件を満たさなければならない、ことはわかるのですが、
"ユーザ" = "使用者"なのか、あるいは
「"使用者"としての要件も確認できるようなテスト項目」が
別に作成されるべきなのかはわかりません。
また、
"使用者" = "お客様"なのか、
"ユーザー"の他に"お客様"が存在するのかもわかりません。
"ユーザ"と"ユーザー"が同じ意味なのかも疑わしくなってきますね。
「文脈から判断できるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
文脈から判断した結果、間違った意味で解釈していたということはよくあります。
あまり当てにはなりません。
結果、ファイルを作成した人に意味を確認しにいく必要が出てきます。
何のためにファイルを作成したのかわかりません。
口頭で伝えた方が早かった、なんてケースも存在します。
これを防ぐために「この意味はこの単語で表す」という規則を決めるのは、
ファイルの管理を行う上で非常に大事なことです。
実は、私もこの文章を書く前に規則を考えました。
プロジェクトでは「ファイル」を「ドキュメント」と呼ぶことが多いので、
ぼーっと書いていると「ドキュメント」という単語が急に文章に出現してしまいます。
「ドキュメント」という単語は皆さんにはあまりなじみのない単語かと思います。
「これは"ファイル"のことなのかな?」と読み手に悩みを与えてしまいますね。
そのため、意味がわかりやすいであろう「ファイル」という単語を意識して使っています。
また「規則」と「ルール」も混在しやすいので「規則」で統一しています。
日頃からこういったことを意識して文章を書けている人は、SEに向いているのかもしれません。
以上、簡単に「ファイルの整理」について書かせて頂きました。
万人にわかりやすいようなファイル名を考える。
また、他の人が見てわかるような書き方で文章を書く。
直接会話は行いませんが、自分が作成したファイルで
他の人と会話をするつもりで文章を書いています。
これも重要なSEのお仕事なのです。
次回は文系出身のヒヨコが2回目の登場をします。
入社して8カ月余りが経過しましたが、文系出身のヒヨコはどこまでニワトリに近付けたのか!?
文系らしい美しい文章で想いを綴ってくれると思います。こうご期待!

0 件のコメント:

コメントを投稿